特設ウェブサイトで無料配信される漫画「鍋島直正」

■幕末佐賀の功績紹介、12月に単行本化

 幕末を生きた佐賀藩10代藩主鍋島直正(1814~1871年)を題材にした漫画を、佐賀県が電子版で15日から無料配信する。来年に明治改元から150年を迎えるのを前に、6話を毎月1話ずつウェブサイトで公開、配信後に単行本を発刊し、幕末維新期の佐賀に光を当てる。

 直正の生涯を軸に、鉄製大砲の製造や蒸気船建造といった歴史的な出来事を描く。藩の近代化を支えた佐野常民との関係なども取り上げ、時代の転換点をドラマチックに描き出す。

 漫画家の太神(おおがみ)美香さんが絵を担当、ストーリーは県の担当者らと共同で取材し、県が監修する。太神さんは、ユネスコ諮問機関の世界文化遺産登録勧告で注目を浴びる沖ノ島(福岡県)を題材にした漫画を2015年に執筆した。

 漫画「鍋島直正」は各話約30ページで、15日午前に特設サイト(http://nabeshimanaomasa.com)で第1話を配信し、11月まで毎月15日に6話まで公開する。12月には、第7話と幕末維新期の佐賀の豆知識を加えた単行本を出版する。

 鍋島直正を巡っては、歴史小説家の植松三十里(みどり)さんが直正を主人公にした歴史小説「かちがらす」を佐賀新聞紙上で連載している。

 県文化課は「歴史ものに対してハードルが高いと感じている人は漫画を通して、本格的な読み物に親しみたい人は小説で、幕末維新期の佐賀の功績や魅力を知ってほしい」と話している。=明治維新150年=

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