■手製の器で本格コーヒーを

 伊万里市南波多町の唐津焼窯元「櫨(はぜ)ノ谷窯」(吉野敬子窯主)が、窯場となっている古民家の一部を改装してカフェを開設しようと、計画している。窯場の雰囲気と周辺の自然とともに、唐津焼の器で自家焙煎(ばいせん)の本格コーヒーや自然農法の野菜スムージーを味わえる空間を目指す。資金の一部をクラウドファンディング(CF)で募っている。

「窯場の雰囲気や周囲の自然を感じながら一服できる空間にしたい」と話す吉野敬子さん=伊万里市南波多町の櫨ノ谷窯

 同窯は古唐津の窯跡も残る山あいの地にあり、吉野さんの父、靖義さん(雅号・魁)=2015年死去=の代から安土桃山時代から続く技法の再興に取り組んでいる。

 カフェは、登り窯や吉野さんが作陶をする窯場と隣り合わせのスペースに設ける。晩年は農業にも精を出した靖義さんが収集した芸術や農業の本が並ぶ。器は全て同窯の作品で、地元で環境保全型農業を推進する「ひと×しぜんプロジェクト」の協力で無農薬野菜を使う。吉野さんは「素晴らしい自然や焼き物職人の気配を感じられて、いろんな人がつながる場所にしていきたい」と話す。

 CFの目標額は100万円で、支援額に応じて吉野さんや父の遺作、無農薬野菜の詰め合わせといった返礼品も用意する。7月21日までCFサイトの「Ready for」で支援を受け付ける。URLは、https://readyfor.jp/projects/hazenotani

 問い合わせは同窯、電話0955(24)2025へ。

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