学童野球の指導法について講演する西浦生記さん=佐賀市の県スポーツ会館

 学童野球の指導の在り方やチーム力向上について学ぶ「トップアドバイザー講演会」(県軟式野球連盟主催)が4日、佐賀市の県スポーツ会館であった。県外の専門家2人を招き、体罰のないコミュニケーションを重視した指導の大切さを学んだ。

 U-12アジア選手権で代表コーチとして日本の初優勝に貢献した西浦生記(せいき)さん(44)と、福岡大教授の山口幸生さん(52)が講演した。

 西浦さんは日高軟式野球クラブ(愛媛・今治市)の監督で、昨年は全日本学童軟式野球愛媛県大会で2連覇を果たした。強いチームをつくるためには「監督が保護者としっかり話し合う」「子どもたちに野球ノートを書かせ、自分たちで考えさせる」など体験に基づいた持論を展開した。

 運動心理学が専門の山口さんは、体罰を容認する人はコミュニケーション能力が低いと指摘し「指導者が力でコントロールすると、子どもも同じことを学んでしまう」と注意。努力や工夫を褒めて、やり抜く力を身につけさせることがその後の能力を伸ばすことにつながると説いた。

 講演会は指導者や保護者ら約80人が参加し、真剣な表情で聴講していた。

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