作家の林真理子さんは、売れ始めの1980年代前半のころ、週刊誌に体型のことを書かれて傷つき、にわかにダイエットに目覚めた◆通い始めたエステサロンの食餌(しょくじ)療法が少し変わっていて、「夕食はうちで食べて、朝昼はおにぎりを2個食べなさい」と言われた。そのおにぎりを買うため、都心のしゃれた界隈(かいわい)にある弁当店に、時代の先端をいく男女にまじって並んだ苦労を、エッセー集『「結婚」まで』で明かしている◆薄着の季節を迎え、相変わらずのダイエットばやりである。そんな中で、これまでの若い女性の「痩せ志向」が変わるかもしれないという。厚生労働省の調査で、痩せている20代女性の割合が、直近の2014年は20年ぶりに2割を下回った◆今や世界のファッション界の潮流はモデルの健康美を大事にする方向に。体に害を与える行きすぎたダイエットへの反省もある。佐賀県だけの傾向は統計的に出ないそうだが、「佐賀が例外ということはない。以前より痩せ過ぎへの警告が発せられるようになった」と県健康増進課◆最近ブームの糖質(炭水化物)制限ダイエットには賛否が聞こえてくる。できるなら食べながら痩せたいと、メタボを指摘された筆者も体重調整に挑戦中である。ウオーキングをして、筋トレも取り入れて…。同じ思いのご同輩も多かろう。(章)

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