進出協定を締結したJA全農ミートフーズの木村敬社長(左)と松田一也基山町長=基山町役場

 食肉販売大手JA全農ミートフーズ(木村敬(たかし)社長、東京都)が三養基郡基山町小倉に「九州基山パックセンター」を新設することが決まり、7日に町役場で進出協定の締結式があった。7月に着工し、来年7月に完成する予定で、翌月からの操業で包装肉や食肉加工品の製造販売を手がける。

 同社はJA全農が100%出資する子会社で、2006年に設立された。基山町内にはJA全農から引き継いだ鳥栖パックセンター(02年操業)があり、年間2150トンを製造している。近年、九州・山口地区の量販店向けの包装肉の需要が高まり、交通の利便性が高い基山町に従来の約1.7倍の生産能力を持つ新施設の建設を決めた。

 新施設は、民有地の田んぼを取得して建設する。敷地面積7217平方メートル、延べ床面積6342平方メートルで、事業費は29億5千万円。

 牛肉、豚肉の包装パック肉を年間3600トン製造でき、19年度は45億円の売り上げを見込む。完成後の鳥栖パックセンターの活用策は今後検討し、従業員約80人は新施設で継続して雇用する。23年までに地元を含む55人を新規に雇用することも計画している。

 進出協定締結式では木村社長が「雇用面にとどまらない地域貢献に努めたい」とあいさつし、松田一也町長は「町内ではトマトやライチの企業進出、エミューによる町おこしなど『食』が旬。相乗効果を高めていきたい」とサポートを約束していた。

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