日本原水爆被害者団体協議会(被団協)は7日、東京都内で開いた定期総会で、運動を実質的に率いる事務局長に事務局次長の木戸季市氏(77)を選出した。交代は17年ぶり。若返りを進め、被爆体験の継承などの課題や、核廃絶に向けた国際的な動きへの対応を図る。事務局長を退任した田中熙巳氏(85)は代表委員に選出された。

 木戸氏は5歳の時、長崎で被爆した。大学教員だった1991年、岐阜市で被爆者運動を始め、2008年から事務局次長。

 記者会見した木戸氏は「一人一人の力を引き出すのが事務局長の役割。力を合わせて運動に取り組んでいく」と意気込みを話した。田中氏は「核兵器禁止条約の議論は想像以上に早く進み、条約制定を見届けることができそうだ。核廃絶の道筋がはっきり見えるようになるまで頑張りたい」と話した。

 総会では核兵器禁止条約交渉について「確かな条約ができあがることを希望する」と歓迎する特別決議を承認した。【共同】

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