最後まで諦めず、タオルを回して応援を盛り上げる佐賀商の応援団=佐賀市のみどりの森県営球場

 必死の応援も及ばなかった。8年ぶりの甲子園出場に大きな期待をかけた佐賀商スタンド。大量リードされる予想外の展開に肩を落としたが、最後まで粘るナインの健闘を支えた。

 生徒や保護者ら約500人が集まった佐賀商スタンド。二回に4点を先制され、ため息を漏らしたが、すぐに切り替え「大丈夫」「まだ取り返せる」とナインを鼓舞した。四回裏に龍野瞳依選手の適時打などで2点を返すと、メガホンを打ち鳴らして盛り上がった。

 しかし、佐賀商打線は本来の力を発揮できないまま。最終回、「甲子園で応援したい」と見つめる久米美穂里さん(16)や「追い付くはず」と声を枯らす野球部3年吉牟田蓮さんの願いもむなしく、追撃は届かなかった。

 ただ粘った選手に最後は拍手。打撃コーチの野中藤吉さん(44)は「苦しい練習に耐えてきた選手たちにおつかれさまと言いたい」。保護者会代表の山口雄大主将の父、文吉さん(47)も「こなしてきた練習量は県1番。負けはしたが精いっぱい頑張ってくれた」とねぎらった。

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