議長の不信任が決議されるなど混迷している三養基郡上峰町議会(10人)は25日、議長が提案した議会運営の正常化に向けた調査特別委員会の設置を見送る方針を決めた。全員協議会で設置に反対する意見が過半数を占めた。6月議会で可決した弁護士など第三者を参考人招致する予算も執行できない可能性がある。

 特別委設置が否定されたため、議会内の問題解決には代替案が必要になる。碇勝征議長は「議会全体でなく私が単独でも町の顧問弁護士に相談し、法的解釈を聞く。その結果を公表することで問題解決を図りたい」と話すが、正常化できるかは見通せない。

 全員協議会では、事務局が参考人招致をする場を県や全国の町村議会議長会に問い合わせた結果、「『全員協議会ではなく委員会での取り扱いが適当』という回答があった」と説明した。碇議長が特別委設置の可否を尋ねたところ、5人が反対、4人が賛成。委員会設置は本会議の議決が必要なため議案提出を断念した。

 6月議会では動議の取り扱いを巡って紛糾し、碇議長の不信任決議が賛成4、反対4の同数となり、議長役の副議長が賛成し可決した。碇議長は決議を不服とし、第三者を参考人招致して議会運営について法的解釈を確認する方針を打ち出していた。56万6000円の経費を含む一般会計補正予算は賛成7、反対2で可決していた。

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