展示された「二百五十年祭禮之図」の拡大図。新馬場通りがにぎわった様子が描かれ、地元住民や歴史ファンも見入った=佐賀市の松原神社鳥居前広場

 佐賀藩の藩祖、鍋島直茂の没後400年を記念した「日峯さん400年祭」が9日、直茂が祭られている松原神社(佐賀市)参道の新馬場通りで開かれた。10代藩主の直正が慶応3(1867)年に実施した250年祭の祭礼図の拡大版が展示され、来場者が往時のにぎわいをしのんだ。10日は松原神社と佐嘉神社の春祭り「日峯さん」も開幕し、お祭りステージで盛り上がりを見せた。

 400年祭は、幕開けにアームストロング砲の祝砲が鳴り響き、海産物や工芸品などの約30店が並んだ朝市に買い物客が訪れた。拡大図は神社の鳥居前広場に展示された。佐賀県立図書館が所蔵する版画「二百五十年祭禮(さいれい)之図」の写真を引き伸ばし、縦2メートル、横8メートルのテント生地に印刷したもので、150年前の街の様子や人波に見入っていた。

 除幕式では秀島敏行市長が「佐賀の町が最も輝いたころの絵図で、活性化に取り組む関係者に感謝したい」とあいさつ。主催した「佐賀ん町屋ば甦(よみがえ)らす会」の川松広栄会長は「(新馬場通りが)歴史的にいかに大事な通りか思い出し、佐賀の明日につなげてほしい」と期待を込めた。

 10日は「雨の日峯さん」の異名通りのスタート。それでも特設ステージでは演奏披露などでにぎわい、春の風物詩を楽しんでいた。祭りは12日まで。

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