きょう8月4日は、語呂合わせで「箸の日」。雑誌『暮しの手帖』の編集長を務めた松浦弥太郎さんが著書『今日もていねいに。』(PHP文庫)で、箸づかいについてつづっている◆「優雅な箸づかいも日本人にとっては心強い味方になります」と説き、美しく見せる秘策を伝授してくれる。「人は普通、お箸の真ん中あたりを持ち、下手な人ほど下のほうを持つらしいのです。逆に言えば、できるだけ上のほうを持つと、とてもきれいに見えるということです」◆箸にまつわることわざに「塗り箸で芋を盛る」とある。つるつるとした塗り箸は、芋をつかもうにもすべってやりにくい。要は、適材適所が大切だと説いているわけだ。内閣改造に踏み切った安倍晋三首相の“箸づかい”はどうだろう◆急落した支持率を何とか立て直そうと、不安含みの閣僚はあっさり総取っ換えして、実績がある中堅・ベテランばかりを起用した。派閥のバランスにも目配りし、スキャンダルを恐れて入閣待機組は絞り込んだ◆内閣を支持しない理由を世論に聞けば、トップは「首相が信頼できない」。独善的な姿勢を改め、異論に耳を傾ける姿勢をアピールしたいのか、政権と距離を置いてきた野田聖子氏を閣内に取り込みはした。きょうは「橋の日」でもある。国民との信頼の橋を、もう一度架けられるか。(史)

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