決勝・唐津商-佐賀商 佐賀商9回裏無死一、二塁、1番空閑壮耶が中前適時打を放つ=みどりの森県営球場

■最終回、意地の3連打

 自慢の打線が影を潜めた。チーム打率3割7分4厘と好調を維持してきた佐賀商打線が、唐津商の谷口の前に8安打5得点。森田剛史監督は「打ち勝つチームをつくってきた。そこを出せなかったことは本当に悔しい」と唇をかんだ。

 NHK杯では、唐津商を19安打11得点と打ち崩していた打撃陣。「また打てる」という慢心が芽生えてもおかしくなかった。だからこそ主軸の龍野瞳依らは「一から攻略していこう」と臨んだはずだった。

 しかし、その思いとは裏腹に、丁寧に低めに制球する谷口の投球に苦しみ、内野ゴロでのアウトが14個。龍野は2安打と気を吐いたが、「きっちりとコースを突かれ、タイミングを外された」と悔しさをにじませた。

 それでも、最終回に意地は見せた。代打土井啓奨の中前打を皮切りに、上田哲平、空閑壮耶が続いて2点を奪い返した。「最後は2年生が打ってくれた。頼もしい姿だった」と龍野。「来年、必ず借りを返してくれるはず」。届かなかった夢を後輩に託した。

=2016 高校野球佐賀大会=

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