原発再稼働に不同意を求める署名を提出する「戦争と原発のない社会をめざす福岡市民の会」の工藤逸男代表(右)=佐賀県庁

 玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)の再稼働の是非が争点となる臨時佐賀県議会(11~13日)を前に、県内外の反原発団体は10日、再稼働を容認しないよう県や県議会に要請した。

 福岡県などの反原発団体でつくる「佐賀県知事へ玄海原発再稼働に不同意を求める!署名実行委員会」は、2121人分の署名を県に追加提出した。「隣県の福岡や長崎の住民の声を無視し、一方的に再稼働を進めるのは認められない」と訴えた。2月の提出分と合わせて署名数は3万9684人となった。

 実行委を取りまとめる市民団体の工藤逸男代表は「知事の判断によって県外の住民の生活や暮らしを脅かす恐れがあり、大きな不安を持っていることを受け止めてほしい」と求めた。

 「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」など3団体は、安定ヨウ素剤の離島での事前配布を求める要請書を県と県議会に提出した。唐津市にも要請しており、裁判の会の石丸初美代表は「再稼働を判断する前に住民の安全を守る対策を十分行うべき」と語気を強めた。

 また3団体は、今村雅弘復興相が福島第1原発事故の自主避難者の帰還を「本人の責任」などと発言したのを受け、「避難者の思いを踏みにじり、絶対許されない」として辞職を求める抗議文を復興庁に出した。

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