ねむログの「ツーブリーズ」(iPhoneは別売り)

マンダムの「美育枕」

 快適な睡眠を後押しするサービスや商品が注目されている。時間に追われ職場でもストレスが多い現代人は不眠になりがち。厚生労働省の調査によると、20歳以上の約7割が睡眠に何らかの不満を抱えており、企業も有望な市場とみて商品開発に力を入れる。

 米アップルのiPhone(アイフォーン)から聞こえる規則正しい音に合わせて深呼吸を繰り返すと体の力が抜け、まぶたが重くなってきた-。帝人の子会社「ねむログ」(東京)は3月、寝付きを助ける機器「ツーブリーズ」(1万6200円)を発売した。

 おなかに巻いたベルトのセンサーが呼吸のリズムを感知。心身をリラックスさせる深い呼吸となるよう、専用のアプリをダウンロードしたアイフォーンからガイド音が出る仕組みだ。

 機器はイスラエル企業が開発し、仕事の時間が不規則な人を中心に売れ行きは好調。帝人はITとヘルスケアを組み合わせた新事業に力を入れており、「他社とは違う強みにしたい」(広報担当者)と意気込む。

 化粧品メーカーのマンダムが販売しているのは、独自に開発した枕「美育枕」(1万5800円)。内部にやわらかい突起があり、頭皮や首がやさしく指圧されるような感覚で緊張をほぐしてくれるという。

 頭をマッサージする美容クリームも販売。生活の中で長い時間を占める睡眠に関連した商品を増やし、化粧品以外の事業を育てたい考えだ。

 サプリメント「グッスミン酵母のちから」(124粒入り、5486円)を販売するライオンは、エアコンや寝具メーカーなどと共同プロジェクト「世界睡眠会議」を始めた。インターネットのサイトで快適に眠るための情報を紹介し、今後は商品やサービスも共同開発する。

 ライオンで会議を担当する横山準さんは「睡眠は栄養、運動と並び健康を支える重要な要素。利用者の不満を解消したい」と話している。【共同】

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