刈り初めの儀を行う氏子総代の前間弘敏さん=鳥栖市姫方町

地鎮祭が行われた姫古曽神社。奥のテントの立つ場所に新社殿が再建される=鳥栖市姫方町

■地元住民念願の地鎮祭

 2014年6月の火災で拝殿・神殿が全焼した鳥栖市姫方町の姫古曽(ひめこそ)神社が地元住民の手で建て直されることになり11日、現地で地鎮祭が開かれた。「地域の宝」の再建を念願してきた人たちに安堵(あんど)と希望の笑顔が広がった。

 地鎮祭には氏子ら30人が参加。氏子総代の前間弘敏さん(77)や区長の久光理(おさむ)さん(74)らが玉串を捧げた。前間さんは「寄付をいただいて、ここまで来たということはうれしい限り」と話した。

 火事の後、再建の模索を続け、今年4月に趣意書を作成し、建設委員会を立ち上げた。氏子160世帯と周辺企業などにも協力を呼び掛けて賛同してくれる人や企業から寄付を受け、積立金などと合わせて8月に目標金額に達した。

 新社殿は総事業費約3800万円をかけ、木造平屋建ての拝殿と神殿(合計46平方メートル)を建てる。2017年7月末完成予定。焼失前は約82平方メートルあり、建物はやや小さくなる。

 同神社は8世紀の肥前国風土記にも記述があるとされ、焼失した拝殿は1810年、神殿は1800年代後半に改築されていた。火事の後も町の9班が輪番制で毎週日曜日に、老人会も毎月1、15日に清掃。ことしも8月には伝統の七夕祭りが開かれ、子どもたちの奉納相撲もあった。

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